2013年4月4日木曜日

男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第206回「きょうふ」 _3

。得体の知れないものに襲われる恐怖,逃げ惑うことしかできない恐怖,ドラゴンクエスト10 RMT,徐々に凄惨な事件の正体が分かってしまう恐怖,単純に雰囲気やグラフィックスによる恐怖。  恐怖の種類も,ro rmt,急に敵が襲ってきたり音が鳴ったりのビビらせ系,不気味な雰囲気で常に嫌な予感と戦うじわじわ系,圧倒的に不利な戦力差で敵や状況が迫りくる絶望系などなど。ゲイムに収録できうる恐怖が詰まっている,そんなゲイムになっているのね。  でも,そうは言っても全部の恐怖を受け入れる必要はなく。どのサブクエストを進めるも無視するも,プレイヤーの自由なの。つまり,恐怖も選べる時代になったってことね。  ただ,難点をあげるとすれば,一つのサブクエストが終わらないまま,ほかのサブクエストなりメインストーリーなりを進めてしまうと,色んな謎解きや話がごっちゃになってしまうってことかしら。  例えば,Aの件のサブクエストを進めていたのに,気付いたらBの件のサブクエストも始まってしまって,Aの恐怖に襲われるはずだったのに,Bの恐怖にすりかわってた! ってことがよくあったわ。で,Aの件が自分の中で消化不良のまま何となくうやむやになってしまう。ここを分かりやすくナビゲートしてくれたら,もっと遊びやすかったのかなとは思うわね。  とはいえ,その問題点はこのゲイムの本伽椁筏皮撙欷行┘殼胜猡韦恰%`プンワールドのホラーゲイムが今までにあったかどうかはわからないけど,今回のSILENT HILLが意欲作であることには間違いないわ。  このシリーズ独特の雰囲気が失われたわけではないし,むしろサブクエストのおかげで今までのSILENT HILLよりも自由にゲイムをプレイしている気になれる。そういう意味ではシリーズとして正当な進化を遂げたのかな,という印象を持ったわ。ホラー好きならヤってみたらいい。  というわけで,今週は「恐怖」を軸にSILENT HILLの最新作を紹介したわけですが。恐怖って人間に常につきまとっている分,エンターテイメント化するときに,表現を極端にデフォルメしないといけないのよね。それがホラー映画でありホラーゲイムでもあるわけ。ホラー物のエンターテイメントがこの世に存在するのは,ひとえにリアリティとフィクションが混在しているから,とも言えるでしょう。  いや,本当に怖いことは世の中に多い。適当なことをダラダラと書いているように見えるこの連載に関しても,私は恐怖を感じてるわよ。記名で書いている以上,くだらないことを書いて誰かを傷付けたりしないか怖いし,書いたことに対する反発も怖い
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