? 稲船氏: 当時はAQインタラクティブさんでしたが,最初から,マーベラスAQLさんと一緒にやっていこうという話をしていたんですよ。 最初に,自分で温めていた一番いいプロジェクトを「どうですか?」とお見せしたら気に入っていただけて,即「やりましょう」ということになりました。 : comcept設立後,最初に動き出したプロジェクトが「海王」だったと,FF14 RMT。 稲船氏: カプコンを辞めてから,最初に作った企画が「海王」です。最初にAQインタラクティブさんにお見せしたのは,ある程度のプロットを作った本当に早い段階だったので,契約はもうちょっとあとでしたけど。 : 稲船さん個人としても感慨深いタイトルというわけですね。 稲船氏: 新しい第二の人生の始まりみたいなところなので,「海王」が発表できたというのは,すごく感慨深いですね。 独立して1年以内にコンシューマで何か発表をしたいと思っていたので,ちゃんと1年以内に実現できて,よかったなと思っています。 : 「海王」のプラットフォームにニンテンドー3DSを選んだ理由を教えてもらえますか? 稲船氏: 3DS自体は,やっぱり絶対に普及するハードだと僕は思っています。また,rmt,任天堂さんのゲームっていうのは,子供にも向いたタイトルがたくさんあるじゃないですか。 そこに自分達も同じように,いい形で乗っていきたいというか,任天堂さんのタイトルと違わないくらいのクオリティで作っていこうと思っています。 それでいうと,3DSがベストのプラットフォームなんじゃないかなと思います。 : 海賊と三国志をミックスしようというのは,以前から考えていたことなんですか? 稲船氏: 僕は,本の中でも書いているんですけど,クリエイティブっていうのは,ゼロから生まれるものじゃなくて,あるものの組み合わせで新しいものが生まれるものだと思っているんです。 そういう意味で言うと,三国志自体はすごく面白い話だし,世界観もいいんだけど,やっぱり人を選んじゃうんですよ。ですから,その良さだけを抜き出しました。 海賊もそうなんですよね。「海賊のやれることってこんなでしょ」と決めつけられている部分があります。それを変えようとすると,「ONE PIECE」のようになっていくわけです。僕はその変え方の部分で,三国志をベースにしたということです。 : なるほど。 稲船氏: 参考になる例で一番分かりやすいのが「ドラゴンボール」なんですよ
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