Tennis 3」で二人の対戦を再現せずにはいられなくなってしまったのである。 前置きが長くなったが,それでは,EURO 2008 PSPの紹介に移ろう。 本作は基本的に,当連載ので紹介したのゲーム性を受け継いだ,アクション性の高い作りとなっている。 相手チームの選手がボールを持っている場合は,×ボタンで選手を切り替えつつ,直接ボールを奪いにいったり,相手のパスをインターセプトしたりしてディフェンスする。 逆に自分のチームの選手がボールを持っている場合は,その選手を操作し,ドリブルやパスで敵陣へとボールを運んでいく。パスをするときは,DQ10 RMT,おおよその方向を入力して×ボタンを押すだけで,自動的にパスする相手とキックの方向が決まる仕組み。Lボタンとの組み合わせでパスの方向を微調整できるが,AIがなかなかよくできており,×ボタンを押すだけで,ちゃんと空いているスペースに向かってボールを出してくれるので,“巧みにパスをつないでいる感”が味わえる。相手がパスを受ける前に方向と×ボタンを入力しておけば,ダイレクトにパスがつながり,とっても気持ちが良い。 本作では,とくに「Semi-Pro」以上の難度を選択していると,ドリブルで中央突破しようとしてもそううまくはいかない。また,ボールを持っている選手に対し,ディフェンダーが一人だけで向かっていくと軽くかわされてしまい,ピンチを招くことが多い。 同時に操作できるのは選択中のプレイヤー一人だけだが,rmt,周りの選手は状況に応じてよく動き回ってくれる。仲間を信じ,パスを回してチャンスを生み出したり,ほかのディフェンダーと共にプレッシャーをかけ,パスコースをつぶしたりすることが大切だ。 このゲームで遊んでいると,「ああ,サッカーは一人で戦うものじゃないんだなあ」ということをあらためて実感できるのである。 なお,Semi-Proは下から2番めの難度だが,私はゲームの操作をひととおり思い出すまで(操作自体はFIFA 08とほとんど同じ),この難度でもなかなか勝てず,悔しい思いをしてしまった。何とか点を取ることはできても,ちょっと気を抜くとディフェンスの裏にボールを出され,あっという間に得点されるのだ(もしかして私だけ?)。最初のうちは,ぜひ一番下の「Amateur」を選び,何はともあれ本作の気持ち良さを味わうことをオススメしたいと思う。
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